志望动机の质问と回答列
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質問
希望している職場への配属がかなわない場合もありますよ。 回答
はい、心得ております。 質問
希望が叶わなかった場合どうしますか? 回答
もちろん、会社の方針に従います。しかし、あくまで私が希望しているのは○○ですので、配属先での仕事に全力で取り組み、評価していただき、人事異動のチャンスもうかがっていただきたいと考えています。
「希望する職種、希望する仕事はなんでしょうか」という面接担当者の質問の後に必ずこのように続けて質問してくる。本人の希望を聞いておきながら、希望通りにいかなかった場合のことをすぐに聞いてくるのは意地悪に感じるだろうが、別に嫌がらせをしているわけではない。
会社はすべての採用者の希望した職種、仕事を与えることは不可能なのだ。ただ、会社としては希望職種や配属先がかなわなかったといって、辞められでもしたら困るし、やる気が著しく低下されても困ってしまう。それらを事前に防ぐための措置としてこのような質問を投げかけるのだ。
私はこの職種以外考えることができません。天職だと思っているため、どうしてもこの職場に配属していただきたいと考えております。
それが叶わぬのであれば、
御社と縁がなか
ったと思わざるを得ません
……
。
会社における人事は適材適所が基本である。しかし、それは面接志望者が決める子ではなく、会社側が考えることである。従って、たとえ自分の考えと会社の考えが違ったとして
も、会社の方針に従うのが常識である。自分の考えを貫き通すのは立派だが、この場合、単なる我が儘としかうつらない。協調性が疑われ、不採用となる。
しかし、なんでもハイハイ答えていると主体性がないとおもわれてしまう。したがって、会社の方針に従うものの、いずれは希望職種に配属されることを強く願っていることも同時に主張することがベターである。
1. 2. 3. 4.
はっきりと会社の方針に従う旨を伝える
その上で、希望の職種に配属されるチャンスがほしいことも主張する
フリーエージェント制といった会社のシステムについて事前に研究しておく 配属先において全力で仕事に取り組むことをアピールする
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質問
当社の仕事は他の会社に比べるとハードですよ。 回答
はい、心得ております。 質問
本当にわかっていますか。始業時間は8時40分ですが8時前には出社していただき、その日の仕事のスケジュールを組まなくてはいけませんし、仕事の目処がたたなければ、帰宅ができないこともざらです。 回答
はい、承知しているつもりです。運動部に所属してことから体力には自信がありますし、強く希望している仕事ですので、苦になることはありません。
楽な仕事はないのが当たり前だが、どうしても他の人の仕事が楽に見えてしまう場合がある。そのようなことは面接担当者に言われずとも、面接志望者はわかっている。しかし、あえてこのような質問をするのかというと、典型的な念押しである。楽な仕事と大変な仕事のどちらがよいかというと、多数は楽な方をとる。きつい仕事に耐えることができるか、ハードだとわかっていても入社する意志に変わりはないか、などを確認している。
世の中に楽な仕事があると思っておりません。どのようなハードな仕事も耐え抜き、競争に打ち勝つ覚悟です。
面接の場において仕事がハードであることを告げられ、それでは考え直します、と回答する面接志望者はいないであろう。ここでは、ハードな仕事に耐える覚悟がある、と回答するしかない訳なのだが、肝心なのはその発言にどこまで真剣みを帯びさせることができるかである。
また、楽な仕事がないのは当たり前なのだが、それをあからさまにいうのもよくない。知ったかぶりとしてとらえられるケースもあるからだ。口先だけの回答と思われてしまうであろう。
1. どのような厳しい仕事も受け入れる覚悟があるという意志を伝える
2. 断定せずに「~つもりです」と付け加えることにより、知ったかぶりの印象から
遠ざけることができる
3. 好きな仕事、または、自分が選択した仕事であることをアピールするのもよい
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質問
本社(東京) だけではなく、地方へ配属される場合もありますよ。 回答
全国展開している御社では当然であると思っています。 質問
そうですか。将来、地方に転勤となる場合もありますよ。 回答
はい。承知しています。 質問
その場合、家庭はどうします? 回答
まだ、結婚していないため、現実感に乏しいのですが、単身赴任など最良の方法を熟慮します。
全国に支社・支店・事業所を展開している会社では転居を伴う転勤も珍しいことではない。会社があなたと適材と判断し適所であると考えた場合、転勤による地方は遺族に拒否するいわれはない。しかし、入社してから転勤は考えていないとして、辞められてもらっては困ってしまう。その意味で、この質問は採用前の事前確認となるのだか、やる気を問いただしているだけでなく、会社に対する忠誠心にも踏み込んでいる質問だ。
また、転勤による「家族の問題」についてもふれているが、将来の生活設計についてもしっかりイメージして回答できるように準備しておく必要がある。
会社の方針に従います。しかし、転勤期間はどのくらいになるのでしょうか。できるだけ本社に戻れることを望んでおります。
入社が前提であるため、転勤したくない、と回答することはできない。だが、このように本社に戻ることに関する質問をするのはいただけない。結局、面接担当者は面接志望者が転勤することを快く思っていないということを感じ取ってしまうためだ。志望会社の転勤有無については、OB 訪問といった会社研究において情報収集しておかなくてはいけないことである。面接の時点で転勤の拒否は御法度だ。
転居を伴う地方配属といった転勤は生活に及ぼす影響が非常に大だ。単に入社熱意を示し、面接さえ突破できればいいと安請け合いすれば、後々後悔することとなる。しかし、この場合は、面接突破することが目的であるため、基本的に会社の方針に従う回答をするようにしよう。
1. 志望会社の転勤有無に関して情報収集が事前にできているか 2. 無難回答としては「会社の方針に従う」でよい 3. 将来の生活設計もきちんと組み立てて面接に臨む
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質問
当社は業界2位であることをしっていますか? 回答
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はい、会社研究により知っております。 質問
それでは、なぜ2位の当社を志望したのですか? 回答
2位の企業には1位となる目標があります。自分もその目標の力となり、業界トップとなる喜びを感じたいと思っています。
この質問は2位とあるが、1位でなければどれでもあてはまる。大企業や有名企業でないところは、面接担当者からこのような質問をされることが多い。面接担当者が自社にコンプレックスを抱いているため「業界2位の当社はこの面接志望者にとって第一志望でないのではないか」という懸念を抱くのだ。滑り止めとして面接にきたのではないかと思われているのである。このような面接担当者の不安を払拭すべく、会社の魅力を存分に語り、第一志望であることを強く主張するとよい。どうして自分はこの会社でなくてはいけないのかということを自分の言葉で訴えよう。
業界の順位に関心ありません。働きがい、やる気を促す職場であるのなら、私は全力で働く覚悟があります。
順位を気にしないのはいいすぎかもしれない。面接担当者に対する説得力にもいささか欠けるところがある。なぜ順位に関心がないのかを具体的に説明する必要がある。 たとえば「業界トップの企業より、2位でもよいので、個性ある企業で働きたいと思っている」や「大企業にはできないきめの細かい仕事を成し遂げる」などが模範だ。また、中堅企業の場合、「大企業の組織で歯車の一つになるより、自分の仕事や成果が目に見える形で表れる方がよい」などと面接担当者を納得させるようにしたい。
1. 会社の経営理念、創業者の言葉など会社の魅力となる箇所は必ずどこかにあるは
ず。それを見つけ語り、第一志望であることを主張する 2. 小さな規模の組織にはどのような魅力があるか見つけ出す 3. その会社の製品・商品に他社にはない魅力を見つけ出し語る
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質問
ここ数日のニュースで注目または関心のあるニュースは何ですか? 回答
デフレ現象に関心をもち注目しています。はじめは物価が安くなることはよいのではないかと感じていましたが、調べてみると企業の売上高が落ち込む現象に結びついているということがわかりました。結果、企業経営に影を落とすことになり、リストラを招くなどマイナス面が見えました。 質問
対処方法はどのように考えていますか? 回答
議論を呼ぶ回答になると思いますが、調整インフレ政策がよいと感じます。
常識をもっているかどうかを確認する質問であるが、筆記試験が単なる知識の有無を試していることに対し、この質問では面接担当者は事件や事故の背景を分析する面接志望者の能力や判断を聞き出そうとしている。この回答例ではデフレという社会的に認知の高い問題について触れており、さらに対策まで勉強していることがアピールできている。 この手の質問には、政治・経済・社会上などといった時事問題、一般教養などを例に回答するとよい。特に経済やビジネスの分野では志望動機や会社研究に深く関連してくることから、軽視してはならない質問である。
イチローの活躍に注目しています。シーズン当初は活躍できないといった内容で報道されていましたが、あれほど活躍するとは誰も思っていなかったでしょう。大柄な選手に負けないイチローの活躍は私たちに勇気や感動を与えてくれていると思います。
イチローの活躍には目を見張るものがあるが、面接での回答には場違いであることがわかる。一般的にこの手の質問には、政治・経済・社会問題に対する回答が好ましい。ただし、それをふまえた上で、社会風俗や芸能、スポーツなど娯楽分野に話題を進めるのは情報収集の視野が広いことを示す意味があるのでよい。
1. ただ単に知識をお披露目する回答はいけない
2. 3. 4. 5. 事件や事故の背景を自分なりに分析しよう
経済分野なら会社の事業に関連のある回答を心がけるようにしよう 評論家の意見の受け入りは安易に行わない 知ったかぶりはすぐにばれるので辞めよう
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質問
卒業論文のテーマは何でしょうか? 回答
はい、卒論では「貿易収支の縮小と産業空洞化の関連」をテーマに研究しています。 質問
簡単でよいので研究内容の説明をお願いします。 回答
円高で日本企業の価格競争力が弱まり、中国といった東アジアに生産拠点を移す企業が増加していますが、それと歩調を合わすように貿易収支の黒字縮小が目立ってきています。今後の日本経済に及ぼす影響について研究しています。
面接担当者は面接志望者の卒論自体にはそれほど興味を持っていない。ただ、数十ページにわたるレポート内容を簡潔・明瞭に伝えることができるか、その能力を試している。したがって、「ここは自分を売り込むチャンス!」と意気込みすぎるのは禁物である。からまわりするケースが多い。
ただ、卒論の内容によってはつっこんだ質問をされるケースがあるので、あらかじめ質問される事項を予想し回答できる準備を事前にしておく必要がある。
卒業論文のテーマは、「○○に関する経済学的な見地からの現代的考察」です。○○をマクロ経済、ミクロ経済の観点から分析したもので、サプライサイダー経済理論を実証するものです。
このような内容で回答する面接志望者が意外と多い。おそらくこういった内容の回答をすることが学術的であると勘違いしているからだと思われる。面接担当者はその分野の専門家ではないので、専門用語を並べられてもさっぱりわからない。面接担当者は「コミュニケーションの取り方が下手な面接志望者」と思ってしまうだろう。
この手の質問には、起承転結を心がけ、簡潔な説明に終始しよう。それで面接担当者の関心を引きつけることができればよい。
1. 簡潔・明瞭な説明を心がける
2. 卒論の内容につっこんだ質問がされた場合、内容だけでなく、どのように研究を
行い完成させたかも簡潔に説明する
3. 専門用語で固めた説明は独りよがりであり避ける 4. 起承転結基本とし説明する
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質問
新聞はなにをとっていますか? 回答
○○新聞です。 質問
最初にどこから読みますか? 回答
だいたい一面から読みます。続いて前ページの見出しを読み、関心のあった記事や興味を引く記事を拾い読みしていきます。
この質問には、新聞は朝起きたら必ず読むものという前提に立っている。少なくとも、面接担当者はそのように考えている。新聞を読む習慣を身につけているのだ。会社員にとっては常識であると思っている。その上で行われる質問なので、新聞を読む習慣を身につけていないのであれば、マイナス評価になってしまう。したがって、有名どころの新聞を押さえておくようにしよう。
ただし、ただ目を通しているだけでは不十分だ。この手の質問の後には「最近、関心のあったニュースは何ですか?」や「では、昨日の一面トップを教えてください」など新聞の内容に関する質問が続けて飛んでくることが多い。
したがって、少なくともトップニュースや関心ある記事について、概要を語ることができるように準備しておこう。
新聞はあまり読みません。インターネットが普及しているため、主にパソコンで情報収集しています。
たしかにいまは、情報収集源は多様化しており、新聞のみに頼るのはいささか時代遅れな感があるのは否定できない。しかし、新聞を中心とする活字メディアには、他のメディアにはない特性がある。それは1つの問題について深く掘り下げ、様々な方向性から論じている点である。
しかも、政治・経済から社会問題までを網羅しているため多種多様の情報収集が可能だ。さらに活字には読み手の想像力を高めるメリットもある。新聞をあまり読まない、という回答はマイナス評価につながるので注意しよう。
1. 朝日・読売・毎日・日経・産経など一般紙ならどれでもよい
2. これは直前の準備とはいかないので、日頃から新聞を読む癖をつけておこう 3. できれば関心ある記事は切り取りスクラップにしておくと、筆記試験の時事問題
においても役立つ
4. ただし、スポーツ新聞はNG
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質問
どのようなアルバイトをしましたか? 回答
数種類経験しました。ガソリンスタンド、宅配便の仕分け、交通誘導員などを経験しています。 質問
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稼いだお金は何に使いましたか? 回答
趣味である旅行資金や雑誌・小説などに使用しました。一部は貯金に充てています。
面接担当者は、賃金を得るという実社会で学んだ学生の方が企業社会に適正があると判断する傾向にある。何事も経験、アルバイトをしないより、した方がよいと考えているものである。
しかし、経験したアルバイトをすべて語る必要はない。どのようなアルバイトをしてきたということではなく、アルバイトをしてきた中で、何を学ぶことができたかが重要だ。したがって、お金稼ぎということではなく、働いてお金を得ることの難しさ、仕事の厳しさ、アルバイトで知り得た教訓などを回答にするとよい。
学生の本分は学業であると考えていたため、できるだけ勉強に差し支える内容のアルバイトは控えていました。経験から、楽な仕事でも大変な仕事と同じ額の賃金を得られることをしりました。学生ですので、アルバイトに専念するのは間違っていると思います。 学生の立場で学業を本業だという意見は正しい。またアルバイトに専念し、勉強がおろそかになることは本末転倒になることも納得する。しかし、この回答は面接担当者が意図する内容の回答とはかけ離れている。面接担当者はどのようにしてお金を稼いだかを知りたいのではなく、アルバイトを通して得たものや学んだことを知りたいのだ。
1. アルバイトと学業をきちんと両立していたことを主張する
2. アルバイトの種類が多いからといってそれを羅列するような回答は必要ない 3. アルバイトを通して得たことや学んだことを、経験談を絡めて説明する
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質問
どのようなゼミに所属していました? 回答
○○教授のゼミで、古典教養を学んでいます。ご存じだと思いますが、○○教授は多数の著作もあり、マスコミでもおなじみです。イメージ通り明るいキャラクターですので、勉強に身が入ります。 質問
楽しそうですね。 回答
はい。OB も含めて、暑気払いや忘年会で盛り上がりました。
ゼミの良さは雰囲気に左右されるといっても過言ではない。少ない人数で運営されるゼミは教授と身近に接することができ、他の学生との意見交換や討論が積極的にできる。参加型の授業はゼミならではの良さといってもよい。ゼミで築いた幅広い人間関係は社会に出てからも大きな武器となる。就職結果とゼミには密接な関連があるとの指摘もあるほどである。
また、専攻学部や卒論の内容などよりも高い関心を持つ面接担当者も多いという。所属していたゼミを通して、何を学んできたかを伝えられるかがポイントとなる。さらに、所属していたゼミを選択した理由、果たした役割なども絡めるとなおよいだろう。
○○教授のゼミに所属しています。年に1回、教授のセミナーが開かれる他、研修旅行もあります。
これでは単にゼミの運営を説明しているだけであり、ゼミの雰囲気が感じられない。少なくとも、所属していたゼミを選択した理由、内容を話すべきである。もし、ゼミの運営を語るのであれば、あなたの果たしてきた役割を加えるべきだろう。
また、ゼミのOB 人脈も語っておきたいところだ。人脈は入社してからのビジネスにおいて必ず役に立つものだ。人脈が広いことはアピールするのに十分。面接担当者も是非聞いておきたいところなのだ。
1. 所属していたゼミの良さそうな雰囲気を語る 2. 楽しかった経験談を思い出し簡潔にまとめる
3. ゼミから学んだことを語る 4. ゼミOB との接点も語る
5. 大学生活の中でゼミがどれほど有意義な時間であったかを語る
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質問
サークル活動について教えてください。 回答
落語研究家に所属しています。 質問
落語ですか。なるほど。どのようなことをしていたのですか? 回答
いえ、私は落語を演じるより、サークルの運営、企画を担当していました。私が企画した文化祭での講演も成功し、仲間たちからも信頼されていたと思います。
サークル活動は組織、集団行動という点で会社に類似している。サークルの中に自己中心的な人物がいると活動はスムーズに運営できないので、サークル活動に参加するということは集団に身を置いても和を乱さない協調性を育てることができる。それは会社も同じであり、収益の追求という大きな目的がある以上、一致団結し、仕事に取り組まなければならない。
したがって、サークルないので役割や実績を通して協調性および統率力、企画力など企業人としての適格性を探るのだ。回答例を見ると、運営や企画、そして人間関係の円滑さが語られているため模範回答である。
演劇同好会に所属しています。高校の頃から演劇に興味があり、文化祭では「ロミオとジュリエット」などを演じましたが、サークルに入ってからは台本や脚本を書く方になりました。
演劇同好会でどのような役割を果たし、どのような活動をしたか、この回答ではそれがみえてこない。この手の質問はサークル活動を通して何を学んだか、
楽しむことはできたか
を探っている。サークルはスムーズに運営されてきたか、仲間との関係や本人の存在気が語られなければならい。
したがって、サークルの説明に終始するのではなく、何を学んだか、楽しかったエピソードは何か、仲間たちとの人間関係について語るようにしよう。
1. 2. 3. 4. 5.
趣味に類する話題であるため、話に夢中にならないよう気をつける サークルの活動や運営に携わったことを説明する 仲間たちとの人間関係について語る サークルでの役職について語る
サークル活動を通じて何を得たかを語る
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質問
あなたはどのようなタイプの上司が理想と思いますか? 回答
まず私自身気づいていない仕事能力を見つけてくれる人、そして能力を引き出し、発揮する場を与えてくれる人です。 質問
能力は自分で引き出すものとは考えないのですか? 回答
入社して間もない私では自分を客観的にみる余裕はないと考えています。そういった境遇において自分を判断すると過大評価してしまう恐れがあると思います。
世論調査で「あなたの理想とする上司は誰ですか?」で上位にくるのはプロ野球の監督であったりする。これは裏を返すと「理想の上司」というより「甘えることのできる上司」であることが手に取るようにわかる。理想とする上司とは、部下の仕事能力が120%発揮できる環境をつくることのできる人であり、部下を評価するときは公平かつ公正であり、そしてリーダーシップがないといけない。上司のもっとも大事な仕事とは部下を能力に従い使いこなすことである。適材適所が如何にできるか、だ。
新入社員の能力はいわば白紙。白紙であるからこそ未開発の能力を探し出さなければいけない。その意味でこの回答例では当を得ているであろう。
私は何も縛らず自由に仕事をさせてくれる上司が理想だと考えています。また、目先の結果を優先するのではなく、長期的に見てもらいたいです。
この回答例はひどい。まず「自由に仕事をさせてくれる」とはどのようなことをいっているのか。どのような意味で言っているのかこの面接志望者はわかっているのだろうか。自由と好き勝手は似ていて全く異なるものだ。
又、上司の仕事は部下の管理である。部下は仕事の途中経過と結果を上司に報告する義務がある。また、「長期的に見てもらいたい」という考えは結果を出す自信がないと面接担当者にとられても不思議でない。これではただの言い訳だ。この回答例は全部自分の都合のよいことを要求しているお子さま同然である。
1. 「仕事の結果を公正かつ公平に評価する」、「特定の人物を贔屓しない」、「部
下の主張にきちんと耳を傾ける」、「リーダーシップがある」、「公私混同しない」などを交えて面接担当者に理想の上司をアピールする 2. 自分自身の仕事に対する意気込みを考えてまとめる
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質問
……なるほど……○○大学卒ですか。まったく聞いたことのない大学ですね。 回答
あまり有名でないかもしれません。新しく設立されたばかりですのでOB も少なく、知名度には欠けています。 質問
それで、どんな大学なのですか? 回答
まだできたての大学ですから、学内の雰囲気は元気で溢れています。その点、学生だけでなく、教授陣も意欲的で、私は実践的な経営学を学ぶことができたと思います。
ここまではっきりと大学ブランドについて礼の欠けた面接担当者はいないと思うが、それでも企業の大学ブランドへのこだわりを根強く持っているところも多い。また、学生自身にもコンプレックスがあり、三流大学卒は面接に不利という思いを必要以上に抱いている面があるのも事実である。だが、よく考えてみて欲しい。三流大学卒がダメなのであれば、まず書類選考で落とされているはずである。しかし、面接に呼ばれたと言うことは、何かしら人間的魅力を感じたからこそではないか。そこは自信を持っていい。
したがって、面接志望者自身が三流大学卒であるというコンプレックスを持つ必要はないのである。回答例を見てもらうと良いのだが、自分が卒業した大学に自信を持ったうえで、どのようなことを修得したか面接担当者にアピールしよう。
はい、確かに偏差値は並以下の大学です。ほとんどの学生は勉学よりも遊びを優先していました。しかし、私はそのような学生とは異なり授業とゼミを欠席せず積極的に取り組んでいましたし、誰よりも勉強してきたつもりです。
自分が卒業した学校を悪く言う人物は結構多いのだが、それは冗談や自慢も含まれている場合が真意であるため、逆に見苦しいだけなので出身校をとぼしめる言いぐさはやめるべきである。謙虚さを押し出したかったかもしれないが、面接という場にはふさわしくない。しかも、自分だけ特別な言い方も良くない。これでは他者をおとしめて自分をよくみせているだけだ。面接担当者の印象は良くないであろう。
1. 出身校に対するコンプレックスをもっていないか考える
2. 出身校の良かったところ、又は他の大学にはない個性的なところはないかまとめ
る
3. 他の大学や学部を悪く言わない
4. 自分が如何にやる気があるかをアピールする
5. 大学ブランドが仕事をするわけでない。要は大学で学んできた自分が社会でどの
ように頑張り活躍できるかをアピールしよう
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質問
U ターン就職を希望する理由は何ですか? 回答
やはり骨を埋めるのは生まれ育った故郷が一番と考えているためです。 質問
しかし大学は東京ですね? 東京で暮らして実感したと思いますが、都会の生活は便利ですし、大きな企業も多いですよ。 回答
たしかに東京の生活は便利ですが、半面物価も高く、かえって地方の方が暮らしやすいと思います。それに仕事を通じて故郷の経済を少しでもよくしたいという思いは早くから私にありました。
東京といった大きな都市の大学出身者に面接担当者が持つ疑念は都会回帰だ。面接担当者は都会の便利な生活に慣れた面接志望者が地方で働いていけるのか不安を抱いている。入社間もない頃は地方が良いにしても、月日が経過すていくにしたがい「やはり地方より都会」といった想いが募るのではないか、という疑いを捨てきれないのである。
回答例を見てもらうと良いのだが、生まれ育った故郷で自分が何をしたいか、または何ができるかを明確にし、やる気を主張して面接担当者を納得させよう。
これからのトレンドは地方です。生活してわかったのですが東京は人が多いため煩わしく、都会の快適性などというものはマスメディアがつくり出した紛い物です。第一、現在は情報技術の発展により、都会と地方の情報格差は大変小さくなっています。地方にいることの欠点はないに等しいと考えています。
この回答例を見ると正論に見えるのだが、「これからのトレンドは地方です」というのは自分が出した意見ではなく誰か(マスコミ) の受け売りだろう。また、都会を悪く言っているだけで、積極的に地方の住人になるという意志・意欲などが見られない。
さらに地方に住むことの欠点は、面接担当者は十分知っているはずなので、ただ快適な生活を送れそうと受け取られてしまえば、回答の難しい突っ込みが返ってくるだけである。
1. 生まれ育った故郷の好きなところはどこかをまとめる 2. 地方でしかできない仕事の目的意識をしっかりと主張する 3. 地方で暮らすことによる欠点もきちんと調査しておく
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質問
あなたが子供の頃、小学校や中学校のときでもよいのですが、なりたかった職業はありましたか? 回答
幼少時はバスの運転手になりたいと思っていました。小学校の時では、ロケット打ち上げをテレビで見て宇宙飛行士に憧れまして、その名残は今もあって天体観測が趣味です。 質問
夢は諦めたのですか? 回答
結局、自分は機械操作が苦手で宇宙飛行士には向かないと自覚しました。
回答にあるように子供の頃に抱いた痴がれと現実は異なっても問題ない。大人になるまで に多くのことを身を以て経験し、様々なことを考慮した結果、自分に適正があると判断して選択した職業であるなら「諦めた」うちに入らない。
中には子供の頃の夢や憧れを実現させようと就職活動している人物もいるであろう。自分の信念を一貫するという点では大変熱意を感じるが、その志望動機が夢や憧れのみで組み立てられているのであればマイナス要素になるという点に気をつけよう。
子供の頃からこの職業は私の転職だと考えていました。子供の頃は単なる憧れであったかもしれません。しかし、憧れを現実のものとするために、本やウェブで情報を集めたり、知人に聞いたりして勉強しました。
この回答例の悪いところは面接志望者の熱意が空回りになっていることである。又、面接担当者は子供の頃の夢と現在の志望職種が等しく結ばれていなければ志望動機にふさわしくないと考えるのである。
子供の頃になりたかった職業について聞かれたときは、純粋に子供時代の夢や憧れでよい。
1.
2. 3. 4.
子供の頃に憧れた職業をまとめる
子供の頃に憧れた職業は何をきっかけに移り変わっていったかを考える
どうして憧れた職業と違った道を進もうとしているのか、その理由をまとめる 夢や憧れた職業を現実のものにするためにどのような努力をしてきたかを考える
∙ ∙ ∙ ∙
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質問
現在の経済不況を打開する良い案はありますか? 回答
一般的に言われているのは不良債権の処理ですが、不良債権問題と景気は鶏と卵の関係にあるのではないか、と考えます。そこでMIT のホール・グレイグマン教授が提唱した調整インフレ論に共感を抱いています。 質問
なるほど、調整インフレですか。それでは説明をお願いします。 回答
新聞記事で拝見した程度の知識ですが、中央銀行が毎年2~3%のインフレ率を目標に金融緩和を進め……。
ここ十数年来の低迷している日本経済に対して、政治家や経済官僚が全く効果のある手を打てず、経済学者らが様々な提言を行っているのにもかかわらず、惨憺(さんたん) たる様相が続く中で面接志望者から良い案が出てくることは面接担当者も思っていない。実際、面接担当者は面接志望者から良い案が聞きたいのではなく、政治や経済などにどれだけ関心を持って生活しているかを知りたいのである。また、理解した中で自分なりの意見を所有しているかどうかも知りたいのである。
調整インフレが現在の不景気を打開します。日本銀行総裁は反対していますが、インフレ目標を提示し金融緩和の継続を行うと、需要サイドの投資意欲が刺激され、次第に潜在成長率との需給ギャップが解消されます。
この回答例では、調整インフレをまるで自分が考え出したものであるように語っている。 面接担当者は面接志望者が調整インフレについて本当に理解しているのか疑問を持ちますし、他人の理論を自分がつくり出したように振る舞うのは、ビジネスにおいて他人の手柄を自分のものにするやり口と同じで、こすい印象を面接担当者に与えてしまう。この質問には、新聞やテレビで聞いた経済対策の知識から簡単に自分の意見をアピールするにとどめよう。
1. 新聞、雑誌やテレビなどで触れる経済対策のやりとりを知識として語ろう。この
ときは知識の出所を明らかにする必要がある
2. 知識の受け売りをあたかも持論のように振る舞わない 3. もちろん知ったかぶりも厳禁である
4. 身近なエピソードを元に自分の意見を語る